悪質な勧誘業者が来た件

しばらく経ったので記録を。すぐ書こうと思ったが割と大事だったので日時はぼかして書く。(そのときの担当者殿も見てるかもしれないので)

時は半年くらい前の日曜の昼前。残業続きで眠かったので爆睡していたのだがチャイムが鳴った。何も考えずドアを開けたのが運の尽き、支離滅裂なのと時間も経ったので細かい文言は忘れたため、大分曖昧で申し訳ないが、不動産関係のなんとかで(←警戒度30%)、意識調査をしているとか。持ち家と借家がどうので、どう思うかみたいな話をし始め(←警戒度50%)、あーそうですかみたいな適当な相づちを打つと、そんな意識でいいんですかみたいなお説教モードに入る(←警戒度80%)。

まぁ好きでこんな仕事しているわけでもないだろうしノルマのあって大変だろうという仏心を出して中途半端にここまで聞いてしまったが、さすがに若干イラッとして忙しいのでチラシとかあったらおいて行ってくれれば見ますから(まぁ実際はすぐ捨てるけど)と言うと、いや営業に来たわけではないのです、と宣う。後から知った話だが、営業目的で来ると訪問販売のくくりになるので法的にいろいろ制約があるらしく、初回はアポを取るだけで実際の営業は次回以降にするのが常套手段らしい。次回以降営業するためのアポを取るならこれも営業だと思うのだが。

ところで話は脱線するが、電力会社の乗り換えの勧誘も完全に油断してドアを開けてしまったことがある。ただ、そこの担当者殿は割と親切で、ちょっと実際に安くなるかどうかを計算してみないとここではなんとも言えないのけれども、歩合とかあると思うので、チラシとか名刺あったらおいていってといったら、ちゃんとそれっぽいチラシをおいていった。まぁ実際計算したら安くならなそうだったので、結局希望には添えなかったが、こんな感じの勧誘なら有りだなぁとは思った次第。オクトパスエナジーだったはず。

それはさておき、営業じゃないなら何しに来たんですか、忙しいので…(忙しくないけど)と言って暗にお引き取り願ったが、今思えばそんな柔な文言では帰るはずもなく、

担当者殿「なんで忙しいんですか?」

自分「いや、そんなの何でもいいでしょ」

担当者殿「なんでそんなに警戒しているんですか」

自分「不動産投資の勧誘ですよね」(←多分図星)

担当者殿「違うって言ってますよね」云々かんぬん。

しまいには

担当者殿「なんでそんなに言われなきゃ無いんですか」

自分「いや、こっちはせっかくの休みに時間とって話を聞いて”あげて”いるんですよ。で、要件もなんだかよくわからないし…」

担当者殿「え、聞いて”あげて”いるって、あなたはそんなに偉いんですか」

自分「(絶句)。あ、まぁ言い方にトゲあがあったのは謝りますが、でも事実そうですよね。別にあなたの友達でもなければ赤の他人が急に尋ねてきて10分も話を聞いているのに、本題に入ってくれない」

担当者殿「だってすごく警戒しているので本題に入れないじゃないですか」

などと押し問答に入る。今思い出しても若干イライラしてきた…

自分「(ため息)。わかりました。改めて話を聞くので、用件を話してください」

担当者殿「(なんか説明し始めたが相変わらず要領を得ないので全く記憶にない。逆ギレでイライラさせる手順はある意味見事で逆に感心してしまってよく覚えているが)」

自分「あの、聞くと言ったのに止めて申し訳ないですが本題に入ってもらって良いですか?」

担当者殿「話聞くといったのにその態度はなんですか!!」

自分「(絶句)。まぁ、はいすいません。続けてください」

担当者殿「(箸にも棒にもかからない話を続ける)」

…とここまで来てもうこれはダメだと思い、徐々にドアを閉めていく。

担当者殿「なんで閉めるんですか」

自分「帰ってください。」

担当者殿「話は終わっていない」とかなんとか

そういえばその途中で

担当者殿「じゃぁドアあけるなよ」

とも言っていた気がする。それはごもっともな正論で…。寝ぼけててあんまり見ずに開けちゃったんですよ。担当者殿もドア開いたら絶対食い下がるなとか上に言われているんだろうなぁと想像。

自分「もう結構なので帰ってください。」

担当者殿、ドアに手と靴を挟んでまだ食い下がる (←大分やばい)

自分「帰れ」(我ながら割と仏な部類だと思うが、ここまで怒らせたのは大分すごい)

1回目の帰ってください。あたりから頭の片隅に110番のことは考えつつあった。ただ、最初に書いたように爆睡していたのでスマホも持たず無防備に玄関先に出てしまったので電話はどうしたものかと思っていた。取りに戻るにも入ってこられそうだし。

また一悶着あり、みると左腕にはApple Watch。

自分「帰ってください。警察呼びますよ」

担当者殿、さらに食い下がる

自分「本当に警察呼びますよ」

担当者殿、まだ食い下がる

自分「警察呼びますね」 Apple Watchの電話アプリを起動し、110

担当者殿「おい!」

警察官殿「事件ですか事故ですか」

自分「訪問販売の人が来て帰れと言っても帰りません」

警察官殿「ドアは閉めれますか?」

自分「足を挟んでいるので閉められません」

住所など伝え、

警察官殿「これから行きます。ドア閉めれそうだったら閉めてください」

とはいうものの、この状態から閉めることはできないし、下手に開けると入ってきそうだし、というのもあってめんどくさくなって自分が外に出て扉を閉めてしまうことにした。

警察を呼ばれると担当者殿は急にしゅんとして、

担当者殿「警察も迷惑ですよ」(←いやあんたが迷惑だ、と言いたかったがこらえた)

担当者殿「もういいですよ、寒いでしょうから中入ってて良いですよ」

自分「いや、いいです」

担当者殿は少し離れたところに行き、スマホで誰かと連絡をとっていたようだが、特に逃げるでもなくパトカーが来るまでおとなしくしていた。多分上司かなんかだろうなぁと思いながらお互い離れたところで見ていた。

警察官殿「帰ってくれればいいですか?」

被害届?出すかという意味だと思ったが、そこまでことを荒立てる気はないので

自分「そうですね。」

警察官殿「社名とか言ってましたか?」

自分「よく聞こえなかったのですが株式会社Hとかなんとか」(ここでは面倒に巻き込まれたくないので書かないでおくが、以下の関連文献に書いているところと同じ)

警察官殿「あー!!」

自分「え、よくあるんですか」

警察官殿は特に「よくある」とも「そうでもない」とも言わなかったがその反応からして結構相談があるのだろうと思った。

警察官殿「インターホン見て安易にドア開けないでくださいね」(いやはや、ごもっとも… なんなら前述の通り、当の担当者殿にも言われたし)

結論

  • 見知らぬ訪問者はインターホンで対応してドアは開けない (最初っから居留守とかインターホンブチ切りの方がwin-win?な関係みたい)
  • 万が一開けても家には断固として上げない
  • 次回のアポはとらない
  • 断固として帰って欲しい旨を明確に伝えて、帰らなかったら容赦なく110番通報
  • こんな時も意外にApple Watch重要

関連文献

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